生理が:止まる vs 始まる!

GLP1ダイエットって「健康にいいんですか?悪いんですか?」そういうシンプルな質問ほど回答が難しいです。ですが、ダイエットと出産の話をすると、興味深いエピソードが思い浮かびます。

 

以前、若い女性で、極端な「糖質制限ダイエット」をしていたら、「生理がとまってしまった」という患者さんも、おられました。それこそ、身体に我慢をしいて無理やり体重を落としているからでしょう。こういう患者さんは、結構、多いです。

 

これに対しGLP1ダイエットで生理が止まったという女性は経験したことがありません。逆に、「生理前食欲亢進症候群」を以前より強く感じるようになった、という女性を経験することが多いです。これはビクトーザにかぎらず、ビディリオンの時にも同じく頻繁に認められたので、GLP-1受容体作動薬、特有の現象(Class effectと言います)のようです。

 

もし、これから、子供を欲しいと考えておられるかたは、ぜひ、この違いを理解した上で、治療を始められるのがよろしいかと考えます。

 

糖質制限とは異なり、「GLP1ダイエットは不妊を解消する」。こういう明白な違いが、世の中に大きくひろまっていくことを期待しています。

 

ちなみにGLP1ダイエットをしてから、やせたら、更年期障害がなおったり、閉経していた生理が、再開して体調がもどったという方もおられます。

 

「糖質制限は危険なダイエット、GLP1ダイエットは、健康的なダイエット」、といえるのは、そういう臨床的な体験も、積んだうえでのことです。なお、男性で同じことが言えるかは、さだかではありません。