40歳こえたら、女性は、よく寝ましょう。

今日から3連休。ゆっくり眠れる、と思っておられる方が多いのではないかと想像します。ですから、欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019) の論文で、睡眠と生活習慣病との関係について、発表があったので、それを引用してみます。女性にだけ、という点で、私が着目した臨床研究(新Hoorm研究)でした。

 

不眠と糖尿病発症率との相関。the New Hoorn Study. F. Rutters. et al. 
(The association between insomnia symptoms and incident type 2 diabetes in the general population: The New Hoorn Study. )  EASD, 841, 2019, 

 

一般の男性、女性を対象にした調査です。1294名。年齢は40−65歳。7年の経過観察をして、その上で、2型糖尿病の発症率が、不眠がある群とない群では差があるかを調査した研究でした(女性は52%)。

 

その結果、7年間で、糖尿病の発症率と相関したのは、女性で、中程度の不眠か重度の不眠がある対象者だけでした。オッズ比は、2.0- 2.1 と2を越え有意でした。
特に空腹時血糖値が上がる傾向が認められ、HbA1cの差はなかったとのことです。

 

男性では、女性と類似の傾向はあったものの、統計的に有意な差は認められませんでした。

 

結論としては、40〜65歳の女性においては、中程度以上の不眠があると、糖尿病になりやすく、朝の血糖値が上がりやすい、という結論になります。

 

これは、2つの意味で、興味深い内容です。

 

1つは女性だけに認められたこと。2つめは、朝の血糖値があがっていたこと。です。

 

40〜65歳は、ちょうど女性ホルモンが減退していき、いわゆる更年期ダイエットが必要な対象群と並びます。

 

また、朝の血糖値が高いということは、寝る前に何かを食べる習慣がついたせいなのか、あるいは、朝に分泌される副腎皮質ホルモンの関係なのか、いろいろ疑われる要因は多いのですが、別の見方をすれば、夜は一般健康人のGLP1濃度は低下しているはずの時間帯です。ですから、GLP1が低下しやすくなり、血糖値があがりやすくなり、よって、太りやすくなる、という相関図も描けるわけです。

 

血糖が高いと体重は落ちにくくなります。GLP1ダイエットで、糖尿病がある人のほうが、ない人より体重が落ちにくいのは、そのためです。

 

ですから、40歳代、50歳代という時期に、ちょうど、GLP1ダイエットを始めて、かつ、じっくり睡眠をとることは、その時代を、痩せて乗り越えることで、見た目だけではなく、糖尿病発症も予防することができ、痩せやすくなるのかもしれません。特にサクセンダでは、女性において、GLP1濃度が高くなります。GLP1ダイエットが女性に、より効果が強くあることと、この睡眠との関係にも、なにかしらの相関があるのかもしれません。

 

女性で、40歳を越えてから、まだ更年期障害もきていないのに、なぜか、痩せなくなった。--->   もし、そういう現象に、合致するものがあれば、ぜひ、一度、GLP1ダイエットを考えてみてください。寝る前に何か食べないと寝れないという女性は、食べるための時間を回避しつつ早めに寝るのが望ましいでしょう。そのためには、サクセンダを夕方に多めに、注射するのも、ひとつの方策になります。