食べても太らない人がいますが、それはなぜですか

「 最後のダイエット 」の 連載

 

Q8 食べても太らない人がいますが、それはなぜですか

 

A いちばん大きいのは、食べたものの吸収率の違いです。 食べても太らない人、 いわばやせの大食いタイプは内臓下垂の人が多く、消化吸収にも時間がかかります。そのうえ、 脂肪を分解する膵液や胆汁などの消化液を送る管も、 細長くて分泌しにくいともいわれます。

 

そのため、食事のあとは胃腸がもたれがち。その結果1回の食事量は多いように見えても1日を通じてみるとそれほどたくさんの量は食べていないのです。

 

脂肪細胞の中でも、 褐色細胞を持っている人も太りにくいといえます。 この褐色脂肪細胞は、 普通の白色の膩肪細胞と違って、 エネルギーを蓄えにくく、 逆に熱に変えて体外に発散させる働きを持つ細胞とされ、動物では確かめられています。

 

このほか、 生まれつき、 摂取したエネルギーが体温に変わりやすいということも考えられます。

 

PS

 

アメリカ糖尿病学会、欧州糖尿病学会では、この褐色脂肪細胞を増やす薬剤という研究が、多岐にわたって検討されていました。特に、Glucagon-GLP1アゴニストの研究では注目度が高いようです。また、GLP1自体に、その作用があるのでは?という動物実験も、欧州糖尿病学会では報告されていました。

 

 

出典  最後のダイエット
            鈴木吉彦 著  (株) 主婦の友社 発行